私教育の立場から能登を元気にすることにしました。
都市部と地方では、教育が平等ではありません。もう少し課題を絞り込むと、教育に対する意欲が異なるということです。土地ごとに基準となる“普通”が異なるという現実がある一方で、生まれ育つ場所の“普通”が子供たちの選択肢や可能性を制限するようなことがあってはいけないし、それは能登にとっても大きな損失です。
僕はまとまな社会人経験も持たぬまま2006年に能登半島の北端輪島市で塾を始め、いつのまにやら11回も卒業生が巣立って行き、初期の生徒たちはそろそろ30代です。パパやママになったOBOGもいます。“教える”という感覚よりは“共に学んだ”という感覚でこの仕事をしてきました。現在は、穴水町や七尾市に教場を構え、能登町の町営塾(北陸3県では唯一の公設民営塾)の委託運営にも関わるようになり、現在は3市5町の生徒さんと関わらせていただいています。
今後も、独立自尊する“個”が意気揚々と自らの能力と知力を磨くことに没頭できる空間と文化を提供してまいります。能登で生まれ育った若者たちが、能登にコンパスの針をおろし、大きく、そして色鮮やかにそれぞれの円を重ねる10年後、20年後を夢見て、お預かりしている生徒さんの成長をサポートします。